むぎゅっと、もちっと。ベーグルのある日常。
外はつるんとハリがあって、ひと口かじるとむぎゅっとした弾力。
ゆっくり噛むたびに、じんわりと小麦の甘みが広がっていく──。
ベーグルは、そんな“噛むおいしさ”を楽しめる、ちょっと特別なパンです。
もともとは、東欧のユダヤ人の間で親しまれてきた伝統的な食べ物で、生地を一度お湯で茹でてから焼くという独特の製法が特徴。油や卵を使わないシンプルなレシピが多く、もちもちとした食感と、ぎゅっと詰まった密度のある生地が魅力です。
プレーンなものから、全粒粉、ごま、抹茶、ドライフルーツ入りのものまで。ベーグルの世界は思った以上に広く、甘いフィリングを包んだものもあれば、チーズやハーブを練り込んだお食事系のものまで、さまざまな味わいが楽しめます。
さらに、ベーグルは冷凍保存にも向いているため、ストックしておけばいつでも気軽に食卓に。朝食やおやつ、ランチのおともにあるとうれしい存在です。
“やさしいけれど、ちょっと個性的”。
そんなベーグルが、日々の食事をほんの少し、楽しくしてくれるかもしれません。
いろいろな味、いろいろな楽しみ
ひとくちに“ベーグル”といっても、その種類はじつにさまざま。
基本のプレーンはもちろんのこと、チーズをトッピングしたものや、ドライフルーツやナッツを練り込んだ甘めのもの、全粒粉や抹茶を使ったものなど、素材や生地の違いで個性がぐっと広がります。
最近では、季節のフルーツや和素材(あんこ、きなこ、黒ごまなど)を使ったものも人気で、まるで小さなパンのアートのよう。
中にクリームチーズや具材を詰めた「サンドタイプ」も増えていて、軽めの朝食からボリュームのあるランチ、おやつタイムまで、シーンに合わせて選ぶ楽しさも魅力のひとつです。
まるくてやさしい見た目の中に、ひとつひとつのこだわりと物語が詰まっているベーグル。
今日はどんな味に出会えるか、選ぶ時間もまた楽しいひとときです。